Somewhere over the Rainbow

すきなものをすきなだけ

どう言葉にすればいいのか分からないけれど

7月19日、デニス・テン選手の突然の訃報。
信じたくない気持ちでいっぱいだった。
あまりにも突然すぎる出来事。

もちろんどんな命だって、人から奪われていい命なんてないのだけれど…。
でもよりによって、幼いころからフィギュアスケートに人生を捧げて、国を背負ってきたアスリートが、そんな人の人生がこんなふうに閉じられてしまうなんて。

とても子どもじみているけれど、頭のどこかで、素晴らしいことをしている人はちゃんとその功績どおり、天寿を全うすることが出来るんだと、思っていた。

とにかく、ただただ、哀しいしやるせない。

彼の端正な、美しいスケートを、忘れません。

高橋大輔さん現役復帰

高橋大輔現役復帰…!
最初文字を見たときは「え、、エイプリルフールだったっけ?」と思ったくらい、予想外な出来事でした。
きょうCSで放送されていた『もう一度観たいあの演技』の大ちゃんを見て、やっぱりこのステップは唯一無二だよなぁ…としみじみしていたところに飛び込んで来たニュース。
4年も競技を離れていた選手が現役に復帰するのはとてつもなく難しいことだろうと、素人のわたしでも思うくらいなので、復帰を決断することは本当にすごいことだと思います。

この前の長野でのアイスショーHeroes & Future 2018 in NAGANO』フィナーレで、メダリストたちが後ろに立って若い選手たちを押し出すようなラストの演出を見て、フィギュアスケートは前の世代が築き上げてきたものを次の世代が受け取ってさらに発展させていく、そういうスポーツなんだなぁと実感しました。
スポーツだからもちろん順位は決まるし、それだって楽しみのひとつだけれど、もっと大きなところでは芸術と技術を融合させたこのスポーツを通して、人間の限界を超える挑戦を、フィギュアスケートすべての人たちでしているんじゃないかと、そう思えました。

大輔さんの復帰はご本人のコメントにもある、選手として果たしたい“緊張感の中で戦う”ことや“競技人生やりきったと思える演技をする”ことに加えて、若い選手たちに試合を通じて高橋大輔選手の持つものを伝えるという機会にもなるんだろうな、と思います。だからなんだか高橋選手のファンの一人としても、フィギュアスケートファンとしても、単純に、とても嬉しい。

なにより選手として大好きな二人、宇野昌磨選手と高橋大輔選手が同じ試合で観られるのかもと思うと、ワクワクせずにはいられない。
フィギュアスケート2018-2019シーズンがますます楽しみです。

Heroes & Future 2018 in NAGANO いまさらの宇野昌磨選手 新SP振り返り

長野で行われたアイスショーHeroes & Future 2018 in NAGANO』に行ってきました。

6月8日金曜公演のみ宇野昌磨選手の新SPお披露目があったので、いまさらながら記憶を留めておきたいがための感想を(記憶違いあったらすみません)。

曲はRodrigo y Gabriela(ロドリーゴ・イ・ガブリエーラ)『天国への階段』、終盤からは同アーティストの『PPA』という組み合わせ。(曲名すぐに特定してくださった方、ありがとうございます)
ジャンプ構成は3Lo 2A イーグルからの3Aでした。
もともと弦楽器の曲が似合う昌磨さんですが、今回はアコースティックギター。それもフラメンコっぽいアレンジ。初めての感じと、でも絶対似合うっていうの両方あって、良いわぁぁぁってなりました(語彙力)。
序盤のスピンに逆回転を入れたと思うんですが、あれは現実だったのか…。あんなスピードで逆回転かけた人初めて見た…なにあのスピン。まぼろし…?(追記:映像みるとスピンの一環というよりスピン終わりのアクセントみたいな振り付けでの逆回転だったようです…記憶違いすみません。にしてもそこで逆に回るのすごく好きです。なにあれなにあれ)

そして怒涛のステップ。
途中、南寄りの東側に向かってキメで立ち止まってから、さらにステップを踏んでいくところ。
動きだすとき、はじめはゆっくりしたリズムで、曲にあわせてフラメンコっぽい手振りがついてて(たぶん)、そこからだんだん激しくなっていくギターに嵌めてのステップそしてスピン。
か、かっこいい!!!
これは試合でも盛り上がること請け合いなプログラム。

わたしは昌磨さんのただのクロスすら音とリズムに嵌まっている足の動きとか、主旋律ではない部分も捉える音の掴み方が好きすぎるのですが、今回も弦の音だけでなくギターを叩くリズムも感じさせる動きで、見ていてふるえました。出来たばかりでこの仕上がり…!

これからがますます楽しみなSP。
さらにこのショートに対してフリーは一体どういうプログラムになるのか。来季が本当に楽しみです。
その前にはやく映像で見たい!!

長野ローカル局での地上波放送がうらやましすぎて、長野県民になりたい気持ちを抑えながら、BS放送を待ちたいと思います。

---

■テレビ放送予定
長野朝日放送
 6/23(土) 12:55~
 abn 長野朝日放送
BS朝日
 7/8(日) 13:00~15:54
 フィギュアスケート Heroes & Future 2018 in NAGANO | BS朝日
・CSテレ朝チャンネル2
 8月以降放送予定

■新SPの曲『天国への階段』『PPA』


Rodrigo y Gabriela - Stairway To Heaven


Rodrigo y Gabriela - PPA

いまふたたびのフィギュアスケート

フィギュアスケートにハマったのは92年アルベールビルオリンピック。まだ子供でしたが伊藤みどりさんがトリプルアクセルを決めて銀メダルをとった時のことは鮮烈に覚えています。

そこからお茶の間観戦するようになり、98年長野オリンピック時期には氷上のディカプリオことイリヤ・クーリックさんのファンに。当時は今のようにネットで何でも見られなかったので、できることといったら好きな演技のビデオを繰り返し見ることくらい。現地観戦なんて夢のまた夢すぎて思いつきもせず、朝でも晩でもひたすらビデオを見る。学校行く前も帰ってからも繰り返し見る。ただそれだけ(いまでもやっていることはほぼ変わらない)。

イリヤ引退以降は主要試合をチェックしつつ浅田真央ちゃんに歓喜し、高橋大輔さんのスケーティングに興奮。そして大ちゃん引退以降は宇野昌磨選手を応援しようと、ぼんやり決めたのはたぶんソチ選考全日本。その後、大ちゃん引退で燃え尽きそうなところ楽しく応援できる選手がいてよかった。と、昌磨さんを応援しつつ、世界トップとの点差にはまだまだこれからなのかなぁと思っていました。しかしオリンピック前年の世界選手権でのトップとの点差、これは…もしかして平昌でメダル…いける気がする…!

そして突入した五輪シーズン。勝つのが当たり前ななかでの全日本で、まさかの2回転半4回転に挑戦するという、普通はそこでやらないだろう冒険なジャンプ(まわりすぎるの回避のためだったけれど、モチベーション維持っていうのもやはりあったと思う)。優勝したけれど内容は決して良くはなかった。でも「転倒するのは分かっていたけど絶対に逃げないと思って跳びにいった」という趣旨のコメント。その心意気たるや良し。次の四大陸で弾みをつけて平昌だ!と勝手に思う外野(わたし)。

しかし四大陸選手権で1位を逃す。五輪直前の試合で2位かぁ…と勝手にうちひしがれていると、インタビューで「課題だった後半のジャンプを成功できてホッとしています。」「僕がやってきたことは何一つ間違いはなかったと思います。」という受け答え。四大陸で1位をとって、オリンピックへは良いイメージのまま行く!というのが旧時代なわたしの思考だったんですが…浅はかでした。なんというメンタルの強さ。

ひとつひとつの落ち着いた振り返りからは焦りよりもむしろどんどんピークを合わせていっている確信みたいなものが見えて、なんてすごい調整の仕方なんだ…と衝撃を受けた…!いやインタビューでは「オリンピックも普通の試合と捉えて」と発言されていたので通常運転だったと思うんですが…とはいえ初めてのオリンピック。本当にいつも通りの試合と思えるって…凄すぎます。

わたしにとってスケーターは滑りのみが重要なので、普段からあまりパーソナルに関わるものを見ないのですが、オリンピックへの試合運びとさらに銀メダル後の対応…いったいどういう人なの?と、気になってきて、気づけばインタビューあさるわ過去も振り返るわで、すっかり沼にはまっていました。

今のほうが20年前より情報がいっぱい手に入る環境。ますますの沼にずぶずぶするのはもはや必然。。。10年ぶりくらいにアイスショーにも行きました。沼おそろしい…。

いまふたたびのフィギュアスケート沼。というか宇野昌磨さんの沼。
全力で楽しもうと思います。

ブログはじめました

いつも何かを書きたいけれど、まとまらないまま時間だけが過ぎていくことがほとんど。
でもそれって完璧主義だからじゃない?と友人に言われて、ああその通りかも。と気付きました。
書いていくうちにまとまることもあるかもしれない。
ちょっとゆるめに好きなことを好きなだけ、書けたらいいなぁと思います。